プロデューサーとプロダクションマネージャーが描く理想像と求める人材について聞いてみました。

Q1 この仕事を選んだ理由は?
春日
俺は単純にCMをつくりたくてこの会社に入ったんだけど、CMのつくり方とかディレクターとかPMとか、そういう名前すら全然知らなかった。純粋にCMをつくりたいという気持ちは今も変わっていないから、どんな仕事が来ても楽しいと思ってやっている。嫌だなと思うことはいっぱいあるけど、終わったときによくできたなと思えることしか基本的にはやっていないつもり。
串田
今でも?
春日
今でも。楽しいからやっているとしか言いようがない。辞めていく子たちをいっぱい見ているけど、もったいないなと思って見てたりするね。
宮岡
俺は別に映像じゃなくてもよかったのかもしれない。アートでもデザインでも。自分は絵も上手じゃないけど、この業界ってすごい人がいるじゃない。そういう人たちと、一緒に仕事ができるというのは、魅力的だと思ってはいた。デザイナーでも、カメラマンでも、CDとかプランナーもそうでしょ。面白いことを考えているんだなぁ、みたいな。そういう一線級の人たちと同じチームとしてやれるじゃない。
串田
確かにそれはそうなんですよ。自分じゃできないことをできる人を集めてできるなんてそれはすごいと思う。
大野
僕も別に映像をやりたくて、この会社に入ったわけじゃなくて。宮岡さんと似ているんですけど、なんかちょっとクリエイティブというか、デザイン的な事をやりたくて。3年ぐらいは続けてみようかなと思ってやっていたら、この仕事は面白いなと思って、どんどん前のめりになって、今も続けている。
川瀬
僕は映画がすごい好きだったので。どっちかと言えば制作とかよりも自分でやる側になりたかったんですよね。なので、入ったときのきっかけは、クオリティをとりあえず学ぶか、みたいな感じで、不純な動機でピラミッドへ入社を志望しました。2年目ぐらいまでは自主制作映画を僕自身もやってたんですけども、何かもうよく分かんなくなっちゃいましたね。
 
( 一同 笑い)
大野
そんな変わんなくない? 立場っていうか歯車が違うだけで。どっかの立場に立ってディレクターになりたかったのが、結局、制作でも何か同じような現場に立ててるし。
川瀬
そうですね。何かいろいろな関わり方があるなぁ、と。
Q2 どういう意識をもって仕事をしていますか?
宮岡
野球のピッチャーにたとえると、なるべく球数を持ってて最後に試合に勝つ。 全力投球とかそうじゃないんですよ。もうスローボールでもいいんですよ、最後に勝てればいい。 負けちゃ駄目ですね。スタッフに信用してもらえるでも、自分がいいなあと思えるシーンができたでも、何でもいいんだけど。
串田
勝ち負け、どこに設定してます?
宮岡
俺? もう全部だよ。
 
(一同 笑い)
宮岡
最後に笑えるかって事ですよ。 それはもう全部です。 新しい代理店の人と仲良くなれた、スタッフともそうだし、当然、ちゃんと利益が出せれたかもあるし、世の中でヒットしたもあるし。そういうの1個でも多くあるといい、やるからには。
春日
俺は、納得するものを作りたい。あと、それこそみんなが満足するものを作りたいね。スタッフもそうだけど、お金出してくれてるのはクライアントだし、発注してくれてるのは代理店だし、そのなかでみんなが満足するものを作りたいとは思ってる。
串田
大野くんはどういうところがあります?
大野
別に成功、不成功ってあんまり考えたことないです。でも何かいろんな人や新しい人と携わって楽しかったり、いい関係が築けたとか。嫌われたんだったら失敗かもしれないですけど、スタッフに。
春日
それはあるね、 確かに。
大野
またやりたいなとか、いいものできたからありがとうとか、何かそう言われると楽しいなっていうか嬉しいなっていうのはあるけど。それは失敗なのか成功なのか、あんまりそういう観念で見てないですね。
串田
川瀬くんは普段、これができたから良かった、悪かった、基準になるものは?
川瀬
僕の場合、まだ基本設定が低いんで、完パケたら勝ちというか。
 
( 一同 笑い)
宮岡
全戦全勝じゃん。
春日
勝率高けえなあ。
大野
それでいうと、プレゼンは勝ちかどうか分からないな。
川瀬
プレゼンは確かにそうですね。
春日
プレゼンは、 プレゼン資料作ったら勝ちなんだよ。
 
( 一同 笑い)
串田
次はヤングだけに質問をします。川瀬君、大野君に聞くんですけど、プロデューサーを見ているでしょ、いっぱい。自分の我を通すプロデューサー、 相手に合わせるプロデューサー、利益を追求するプロデューサー、とか色々いるじゃない。なるとしたらどういうふうがいいですか。
川瀬
やっぱ面白い仕事をできればいいですね。うちとか広告がメインだけれど、広告じゃないそれこそミュージックビデオだったりとか、利益が第一の目的じゃなくて、そういう仕事ができればいいなと思います。
串田
若手ならではの意見ですね。大野君は、はざまにいるじゃないですか。どう考えています?面白いだけでいいのかなとかね。
大野
いや、面白いとか、面白くないじゃなくて、楽しんで、自分がやりたい方向に持っていこうと思えば持っていけると思うんで。資料を出したりとか、企画を練っている間とか、ディレクターと話したりとか。なんかそうやって楽しんでやろうとは思っていますけどね。あとは人とつながりが多い、いろんな人と会えるから楽しいし。企画に対しても、ちょっとそれはやり過ぎじゃねえとか、もうちょっとこっちの方向に持っていこうよみたいなことも言えるし。結構自由度の高い仕事だと思うんで。
串田
プロダクションマネージャーなんて迷うことの連続じゃない?ディレクターの側に付くか、プロデューサー、代理店の側に付くかとか。なんか自分でこう決めていることはあるんですか?
大野
僕は別に代理店側に付こうとは思っていなくて。代理店側に付くのはプロデューサーでいいかな。スタッフのほうについて、スタッフと代理店をつなぐのはPMだと思うんで、プロデューサーもそうだとは思うんですけど。なるべくスタッフ側というか、ディレクターのやりたいようにはやらせたい、予算やスケジュール的にどこまでできるかもありますけど。
宮岡
それは間違っている。プロデューサーが代理店側に付くなんて、そんなのおかしい。
春日
そのとおり。
宮岡
どっちか側にも付かないよ。代理店が間違っていたら、違います。スタッフが間違っていたら、違います。どっち側じゃなくて、みんなでつくっているものだから。別に代理店も、スタッフも、クライアントだってみんなでつくっているから、誰側とか、そんな内輪もめしている場合じゃないよ。
Q3 この業界のイメージにある長時間労働について
大野
僕は長時間働いているというんじゃなく、楽しいからやっちゃうだけで。資料を探していても、つくっていても、こだわりたいし、納得いくものを示したいし。別にすげえ働きたいと思ってやっているわけじゃなくて、なんか楽しいし、いい現場をつくりたくてやっていたら、 なんかいつの間にか時間がたっていて。
串田
ちなみに春日さんなんて、立場的に結構言われているでしょ、あんまり若いやつを残すなって。 なんかこれからの働き方はこうするべきというのがあれば教えてください。
春日
仕事が大好きな人は、仕事をしてもらったほうがいいと思うけどね。仕事が嫌な人に仕事をさせるのが一番つらい。楽しくやってんのかな、この子は?と思いながら見ているけどね。
宮岡
そういうのは随所に出る。画にも出るというか、あがりにも影響する。やっぱみんなが楽しく撮っている画は、楽しいです。見た人も、そういうのがわかるんです。なんか面倒くせえな、早く帰りてえな、うざってえなみたいな気持ちで撮られた画とは、必ずそこには差があると思う。
串田
若いやつといえば、 川瀬はまさしく当人だけど。
川瀬
そうですね、残業代もいただいて。
串田
そういうのはうれしいの?
川瀬
土日出ていても、言い方は悪いですけど、働き損みたいに感じるから。だからプラスで認められるのは、やっぱうれしかったです。
宮岡
働き損と思うでしょ。 でも楽しいと思って前向きにやっているやつは、逆なんだ。あいつが休んでいるうちに俺はもっと今パワーアップしているぜみたいなのが、そういう思考の人もいて。
春日
完全な理想はそうだけどね。でも、川瀬だって、もらえるものはもらいたいでしょ。
川瀬
もらえるものならもらいたい。
春日
もらえるものは、みんなもらえばいいと思いますけどね。前向きな気持ちがあるやつがいるといいけどね、確かに。なかなかそうじゃない。
宮岡
お金が欲しいんだったら、この仕事は割に合わないじゃん。俺は別にそんな長時間働くことを称賛しているわけじゃないの。終われるもんなら終わりたい。でも、それって一番ハードルが高い。短い時間で最高の結果を出すというのは、最も難しいことで、そんな簡単にできない、凡人には。よっぽどハイパーな人ならそういうことができるけど。
春日
そもそもこの業界を志望している人は、そういう人はいない気がするけどね。定時に帰りたいと思って、この業界に来る人。
宮岡
何か、ルール通りにみんなその通りにやりなさいっていうのが嫌なわけだけど。みんなそれぞれ自分の理想の働き方をさせてほしい。ある基本的なことをやれれば、あとはみんな好きなように働けるフリーダムな感じはあってほしいですね。
春日
そうだね。
Q4 どんな人に来て欲しいですか?
宮岡
会社に入ってから楽しくやっている姿がイメージできるかどうか。あと、こびない人。こびる人は却下。
串田
そんな人います?
宮岡
いるよ。こびるというか、 通り一遍に面接マニュアルみたいなのを、あらかじめきっと準備、予習をしていて、割とそれどおりに言おうとする人も結構いて、要は思い出しながらしゃべるというかね。そういう人は残念ながら、あまりいい印象が得られない。別に悪いことじゃないかもしれないけど、そういう意味でも相性というか、出会いです。
春日
出会いね。
宮岡
置きに行っちゃうんですね。 置きに行くほど評価が低い可能性があるんです。こびるな。こびてほしくないというのはそういうことかもしれないです。
春日
俺は、基本的に前向きな人で、ちょっと変わっている人で面白い人がいいなと。あと頑張ってやってくれそうかどうかかな。さっき宮岡が野球に例えていたけど、いろんな球種を持って最初からうちに来る人なんてまずいないから、何でも吸収したいと思って来る人、何でも面白いと思ってくれる人がいいなと思ってます。
串田
PMの二人はどう?一緒に仕事をするうえで。
大野
俺も向いてるか向いてないかなんて分かんなくて来たから、難しいけど。何かあきらめない人とか、あとはちょっと辛いこともあるけど続けてみようっていう人のほうが伸びるんじゃないかとは思ってる。忙しいし、大変なこともあるけど、それすらも楽しんでやってくれたほうが、一緒にやりたいなと思う。
川瀬
この業界の不透明さってすごいあるじゃないですか。大学生がリクナビのページ見てこの仕事について何が分かるかっていってもたいして分かんないじゃないですか。働いてみて、こういうもんだって始めて分かるじゃないですか、雰囲気が。そんなかでもまだ応募してくるやつってたぶん本物だと思うんですよ。なので、ちょっと変な回答ですが、インターンで来た人以外、採らないほうがいいと思う。
 
( 一同 笑い)
川瀬
これ見てる人、ドキッとしちゃいますね。
 
( 一同 笑い)
串田
では、 これで終わるんですけど、相当自分で考える力がある人じゃないとやっていけないという事ですね。

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